クオリティソフトがクラウド型セキュリティ管理サービスを強化、Android端末とPCを統合管理可能に
クオリティソフト株式会社は28日、クラウド型PCセキュリティ維持・管理サービス「ISM CloudOne」に、Android端末管理機能を追加したと発表した。これに伴い、PC&モバイルセキュリティ維持・管理サービスとして、7月末から提供開始する。
ISM CloudOneは、PCのセキュリティ対策を実施できるサービス。Windowsのセキュリティパッチの更新支援と未適応PCの報告、クオリティ発行のセキュリティ辞書を用いたセキュリティレベル診断、ウイルス対策ソフト未更新PCのレポート、ハードウェア構成とインストールソフトの一覧レポートなどの機能によって、グループ企業全体のポリシーとして設定したセキュリティ対策を継続して維持できるという。
今回の機能強化では、要望の高かったAndroid端末のセキュリティ確保サービスを追加し、統合されたシステムで、PCとAndroid端末の双方のセキュリティを管理できるようにした。Android端末では、キャリア、機種を気にすることなく管理可能で、各端末のハード/ソフトのインベントリ収集を行うことができる。
また、許可されていないアプリケーションの起動制御機能、許可されていない無線LANアクセスポイントへの接続制御が可能なほか、リモートからのパスワード変更や強制的に工場出荷状態にリセットする機能なども備えており、端末の紛失・盗難に備えられるとのこと。加えて、企業の業務アプリケーションをAndroidマーケットやその他商用マーケットを経由せずに端末へ配布・更新する機能も備えた。
参考価格は従来と同額で、クラウド型の場合が月額700円(税別)/クライアント。このほか、企業の社内設置にも対応しており、100クライアントの場合で120万円(税別)となっている。
なおiPhone/iPadについても、年内に提供される予定。クオリティソフトでは、初年度2万5000社、7億円の販売を見込んでいる。