Red HatはLinuxの会社からプラットフォームの会社へ変わった~ホワイトハーストCEO

VMwareやMicrosoftを競合として意識


米Red Hat CEO ジム・ホワイトハースト氏

 レッドハット株式会社は15日、米Red Hat CEOのジム・ホワイトハースト氏の記者会見を開催した。イベント「レッドハットフォーラム2011」で来日したのにあわせて開催されたもの。氏は、「Red HatはLinuxの会社からプラットフォームをフルスタックで提供する会社になった」として、クラウド戦略を中心に語った。

 Whitehurst氏はクラウドを「ITのベンダー側ではなく、GoogleやAmazonなどの大規模なユーザー企業が主導して、自分たちの問題を解決するために作ったもの」と位置づけ、「それを解決できたのは、オープンソースにより既存のソフトウェアをベースにできたため」と主張。そのうえで、Red Hatが最近発表したIaaS基盤製品「CloudForms」とPaaS基盤製品「OpenShift」を紹介した。

 Whitehurst氏はさらに、オープンソースの開発プロジェクトには、自分たちの問題を解決しようとしている企業が集まっていると指摘。ニーズを勝手に想像するのではなく、オープンソースのプロジェクトに参加することで、ユーザー企業のニーズとそこから生まれたイノベーションを汲み上げ、それを安定した製品として提供するのがRed Hatのビジネスモデルであり、競合他社との最大の差別化要因であると述べた。

 具体的な競合会社としてWhitehurst氏は、近いソフトウェアスタックを持つという理由からVMwareを最大の競合として挙げた。また、次点として「.Netの独自の世界でソフトウェアスタックを作っているところが違う」としてMicrosoft社を挙げた。

Red Hatが最近発表したIaaS基盤製品「CloudForms」とPaaS基盤製品「OpenShift」オープンソースのさまざまなプロジェクトの成果を元に製品を作ることがRed Hatの最大の差別化要因であるという説明
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(高橋 正和)
2011/6/15 15:12