シスコの「Cisco ASR 9000シリーズ」、NTTぷららのサービス集約用ルータに採用


 シスコシステムズ合同会社は7日、株式会社NTTぷららが、同社のインターネット接続サービスにおけるサービス集約用ルータとして、「Cisco ASR 9000シリーズ」を採用したと発表した。

 現在のインターネットサービスプロバイダ(ISP)では、増大するインターネットトラフィックやIPv6への対応を行う一方で、新たな加入者獲得のための魅力的なサービスの提供が緊急の課題になっている。

 NTTぷららでは、こうした課題に対応するため、高い拡張性を持ち、将来的には100Gigabit Ethernet(GbE)プラットフォームとしても利用可能な、Cisco ASR 9000シリーズを採用。設備投資の削減に務めているという。また同シリーズは、キャリアグレードのIPv6をサポートし、将来的なIPv6サービスの拡大にも対応できる点が評価された。

 さらに、Cisco ASR 9000シリーズに実装されているモジュラー電源システムでは、システムが必要とする最小限の電力を供給すればよく、転送速度当たりの消費電力を削減できることから、この面でも運用コストの削減が可能。

 加えて、NTTぷららが提供する付加価値サービス「ネットバリア ベーシック」では、Cisco SCEが用いられているが、将来的にはこれとCisco ASR 9000シリーズを連携させることで、コンシューマ向けセキュリティサービスをより高度化させる基盤の構築環境を入手できるとのこと。

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