ラリタン、手のひらサイズのKVM-over-IP管理デバイス


 ラリタン・ジャパン株式会社(ラリタン)は7日、KVM-over-IPリモート管理デバイス「Dominion KX II-101 V2」を発表した。手のひらサイズの大きさながらも、ノンブロッキングのセキュアアクセスを実現できるという。

 KVM-over-IPリモート管理デバイスは、KVM(Keyboard、Video monitor、Mouse)をIP/イーサネット経由でリモートから操作するためのデバイス。今回提供されたDominion KX II-101 V2は、1人のユーザーが1台の機器に対し、リモートアクセスを行うための機能を提供できる。

 機能面では、BIOSレベルのセキュアなサーバーアクセス、マウスの設定を変えることなく使える「ずれないマウス」機能、IPネットワーク経由でファイルの転送やパッチのインストールができる仮想メディア機能など、同社のほかの「Dominion KX IIスイッチ」と同様のものを利用可能。コンパクトなサイズを生かして、サーバーラックの側面に取り付けたり、サーバーからつるしたりできるため、貴重なラックスペースの節約も実現している。

 また、集中管理ツール「CommandCenter Secure Gateway」を利用した、単一の管理インターフェイスによる統合管理にも対応する。

 価格は、1台の場合が8万6220円、12台パックでは99万円。

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(石井 一志)
2011/6/7 15:58