富士通、生産ラインの作業員の動きをシミュレーションするソフト「GP4」


 富士通株式会社は26日、生産ラインの作業員の動きをシミュレーションするソフト「GP4」を発売した。

 生産準備段階において仮想の生産ラインを設定し、作業員のムダのない動きや姿勢、生産ラインの流れに応じた最適な人員配置、および作業に要する時間をシミュレーションする製品。生産ラインでの組み立て作業を「人」の観点から効率化できるとともに、作業員自身がシミュレーション結果を確認することで課題意識を共有するなど、製造現場の改善につなげられるという。

 組立作業工程を検証する当社の3次元仮想検証シミュレーター「VPS(Virtual Product Simulator)」と連携させれば、「製品」と「人」の両方の観点から最適な組立作業工程を検証することも可能(動画はこちら)。

 同製品の先行導入事例では、製造ラインにおける組立作業時間を40%短縮した実績があるという。

 価格は、「Manufacturing(ライン検討/バランス検討/作業性検討/ライン評価)」が400万円(税別)から、「RACK(部品棚半自動作成)」が80万円(同)から、「PROJECT(重工系生産系計画の見える化支援)」が500万円(同)から、「Manufacturing Executor(再生専用ソフト)」が80万円(同)から、「Manufacturing SDK(カスタマイズ開発ツール)」が80万円(同)。

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(川島 弘之)
2011/5/26 11:56