日本HP、IceWall SSOと連携するID管理ソフトの新版など


 日本HPは17日、ID管理ソフトの新版「HP IceWall Identity Manager 5.0(以下、IM 5.0)」、およびリモート設定・管理ツールの新製品「HP IceWall Remote Configuration Manager 4.0(以下、RCM 4.0)」を発表した。

 IMは、シングルサインオン(SSO)製品「HP IceWall SSO 10.0」と連携するID管理ソフト。直感的なGUIで各管理者やエンドユーザーが簡単にHP IceWall SSOの認証データベース上のユーザー情報を操作できる。

 新版では、HP IceWall SSO Ver.10.0に完全対応し、クラウドや仮想化への対応強化など新たな要件を満たす認証基盤の構築をサポートする。

 機能強化としては、高度な暗号とIPv6に対応したほか、Active DirectoryだけでなくLDAPサーバーを利用する場合も、ユーザー情報以外のLDAPオブジェクトを表示・管理する「任意テーブル機能」が利用できるようになった。

 一方のRCM 4.0は、HP IceWall SSOの設定や管理などをクライアントPCからグラフィカルな管理画面を通して行えるツール。HP IceWall SSOおよび周辺のアプリケーション(任意)が導入されたサーバーの設定ファイルをクライアントPCから直接参照・編集・設定でき、それらのサーバーに対してコマンドを実行できる。

 エクスプローラーのようなUIを採用し、各サーバーの設定ファイルを任意のフォルダ単位でまとめ、ツリー形式で表示可能。HP IceWall SSOおよびアプリケーション(任意)のサンプルとなる設定ファイルがあらかじめ準備され、カスタマイズ・一括配布が行える。管理者に応じた操作権限の付与にも対応する。

 価格は、IM 5.0が126万円/100ユーザーから。5月25日より出荷する。RCM 4.0が312万9000円から。4月28日より出荷済み。

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