プルーフポイント、復号支援機能や鍵管理機能を強化したメールセキュリティ・DLPソフトの新版


 日本プルーフポイント株式会社(プルーフポイント)は10日、メールセキュリティ・DLP(情報漏えい対策)ソフトの新版「Proofpoint Protection Server バージョン6.3」(Proofpoint 6.3)を発表した。

 Proofpoint Protection Serverは、迷惑メール(スパム)対策、ウイルス対策、メール暗号化、DLPなど、インバウンドとアウトバウンドのメールセキュリティ機能を統合的に提供するサーバーソフト。

 今回の新版では、暗号化メッセージの復号化をワンステップで行える「復号アシスト」機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末などで暗号化メッセージの復号を容易に行えるようにしたという。

 また、メール暗号化において、メール個別の暗号鍵管理を容易にする「エンドユーザー鍵管理」機能も追加された。この機能では、システムが暗号鍵を自動的に生成しクラウド上に蓄積することで、暗号鍵の取り消しやリストア、有効期限の変更などを、送信者自身が容易に管理可能という。またこの機能を活用することで、送った後からでもメールを無効化可能になるため、メールの暗号化と誤送信対策の2つのセキュリティを同時に実現できるとしている。

 なお、Proofpoint 6.3の出荷にあわせて、Proofpointへの乗り換えキャンペーンも実施される。Proofpoint以外のソリューションを利用中の企業は、ハードウェアの取得費用を含めた現在のTCOから30%を減じた価格で、同等のProofpoint製品を最大5年間利用できるほか、暗号化モジュールも1年間無償で利用可能とのこと。

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