日商エレがシトリックスと販売提携を強化、シトリックス全製品の取り扱いを開始


 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)とシトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は21日、仮想化製品・サービスの普及を目指して協業すると発表した。

 日商エレでは、XenDesktopやXenServerなどシトリックスの仮想化製品を10年以上取り扱ってきたが、この提携を受け、NetScaler、Branch Repeaterなどのネットワーク製品を含めた、シトリックスが国内で提供するすべての製品を取り扱っていくという。

 またこうした体制の拡大により、Webアプリケーションのアクセラレーションやロードバランシング、クラウドサービスに最適なネットワーク環境の提供なども可能になるため、シトリックスがビジョンとして推進している“Virtual Computing”の普及を目指して活動していくとのこと。

 さらに今後、両社は、XenDesktopおよびXenServer環境におけるNetScalerおよびBranch Repeaterの最適な提案パターンの確立、Citrix OpenCloudへの取り組み、エンドユーザーベネフィットを定義する検証センターやサポート体制の構築、共同セミナー開催による営業案件発掘などを行う予定。

 すでに日商エレでは、Citrix OpenCloudの推進に際し、導入前のアセスメント・サービス、設計・構築・導入サービス、保守・運用サービスまで一貫したサポート体制を整備しており、これを活用することで、クライアント環境のデスクトップ仮想化からデータセンターにおけるクラウド基盤構築までをエンドツーエンドでそろえた、真のハイブリッドクラウド構築サービスを提供していくとしている。

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(石井 一志)
2011/4/21 16:41