CA、データモデリング製品の新版「ERwin Data Modeler r8」
CA Technologies(CA)は24日、データモデリング製品の新版「CA ERwin Data Modeler r8」を発表した。
同製品は、企業内に存在する全データを可視化して管理する製品。情報システム開発のデータモデリング (データ要件分析、データベース設計など) を行い、トランザクション処理システムで処理されるデータベースおよびデータマートの開発を支援する。
新版の特徴は、複雑な構造のデータも可視化できる「ビジュアライゼーション機能」と、各チームメンバーがワークスペースを自分の役割・スキル・ニーズに応じてカスタマイズできる「パーソナライゼーション機能」。これらにより、分散ししている開発チーム、技術パートナー、ビジネスユーザー間で容易に共同作業環境を実現できる。
CAでは「情報資産の戦略的使用」「クラウド(XaaSモデル)への移行の信頼性向上」「コンプライアンスに関連するデータ管理上の問題の視認性や管理制の向上」などに効果的で、「どのデータをクラウド環境に移行し、ローカルに残すかという意志決定を簡略化できる」としている。
新版ではまた、SAP BusinessObjectsの統合でレポートが作成可能。「IBM DB2」への拡張も図り、「DB2 for z/OS」と「DB2(R) for LUW v9.x」に対応した。
出荷開始日は4月1日。参考価格は標準構成で48万円(税別)。
2011/3/24 13:20