ニフティクラウド、REST対応などAPIを強化~固定グローバルIPも標準機能として提供
ニフティ株式会社は24日、IaaSを中心としたパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、REST対応など、APIの機能強化を実施すると発表した。また同時に、有償サービスだった「固定グローバルIP」オプションを無償化するほか、コントロールパネルの操作性と表示レスポンスの改善も行っている。
今回のAPI強化では、まず、2010年10月に公開されたSOAP APIに続き、ユーザーから要望の多かったRESTに対応。さらに、Java対応のSDKである「SDK for Java」を提供し、統合開発環境(IDE)を使ったAPIの利用をより便利にするという。
加えて、WindowsとLinux向けにCLIを提供し、ユーザーの手元にあるPCのコマンドラインから、直接APIが利用可能になった。このほか、ロードバランサーの設定やサーバー機能の利用もAPIから行えるようになっている。
なお、こうしたAPIの強化を受け、株式会社イーシー・ワンは、クラウド環境の安定稼働をサポートするサービス「monkey magic」をニフティクラウドに対応させ、9月より提供を開始するとのこと。
また、オプションだった固定グローバルIPを無償化し、標準機能として提供するようにした。必要がない場合はこれを取り外すこともでき、サーバー利用料金が、月額課金時で525円/月、従量課金時で0.63円/時、減額される。
ニフティでは、24日の14時から18時までメンテナンスを実施する予定で、コントロールパネル機能強化を含めたこれらの改善は、メンテナンス完了後から利用できるとのことだ。