日本ユニシス、SaaS型教育プラットフォーム「LearningCast」新版


 日本ユニシス株式会社は22日、SaaS型教育プラットフォーム「LearningCast」アップデート5の提供を開始した。

 LearningCastは、SaaS型の教育プラットフォームサービス。企業の集合型研修の運営からeラーニングまでの研修業務を統合的に運営・管理する。新版では、多くの従業員を抱える企業での大規模運営(1回あたり1万名を超える学習や、年間5000回を超える研修)を想定し、16項目の機能を改善して提供する。

 主な機能改善としては、APIやCSV形式のファイルをアップロードすることで、多くの利用者や受講を一括で登録する既存機能に加え、組織・部署ごとの受講登録指定が可能となり、研修の受講登録手続きが簡易となった。

受講者一括登録機能

 また、実施した研修を期間指定で絞り込み、受講履歴を一括入手できるようにしたほか、学習進ちょく管理機能の改善として、メンバーの受講状況を確認する際に表示する研修を条件抽出できるようにすることで、教育実施・進ちょくの管理効率を向上させた。

期間指定による受講履歴のダウンロード

 さらに研修コース検索では、従来の「フリーワード」検索に加え、「開催場所」「開催期間」「学習形態」など複数の条件を指定することが可能となり、特定の研修コースの絞り込みも容易となっている。

 そのほか、オンラインテスト・アンケートの管理や配信の改善、受講者ID取得のためのAPI、受講者へのメール配信機能の改善などを図った。

 社内教育で利用する際の価格は、10~49名で月額800円/ユーザー、50~99名で月額600円/ユーザーとボリュームディスカウントが適用され、4000~4999名では月額110円/ユーザーとなる。このほか初期設定料が必要。同サービスを私用した教育ビジネスなど、ユーザーが第三者に教育サービスを提供する場合は、基本料金と利用実績に応じた「教育ビジネスプラン」での料金体系も用意している。

 日本ユニシスでは今後も企業内教育、官公庁・自治体の教育、教育ビジネス事業者を対象にサービス展開を進めていく。

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