大日本印刷、ECサイトをスマートフォン・携帯電話向けに最適化するSaaS型サービス


 大日本印刷株式会社は7日、PC向けECサイトの画面表示や操作性などのインターフェイスを、スマートフォンや携帯電話などのモバイル端末に合わせて自動的に最適化するシステム「SAGASELL(サガセル)」を株式会社ウィナスと共同開発し、SaaS型サービスとして提供を開始した。

 サービスの利用料金は、スマートフォン対応版が初期費用50万円、月額運用費が12万5000円。携帯電話のみ対応版が初期費用40万円、月額運用費が10万円。

 「SAGASELL」は、既存のECシステムから抽出したXMLフォーマットの商品データを、モバイル端末向けに最適化するSaaS型のサービス。スマートフォン用はHTML5、携帯電話用はFlashでそれぞれ標準的なテンプレートに商品データを流しこんでページを生成するため、ほぼ全ての機種で最適化した画面が利用できる。

 大日本印刷では、SaaS型サービスのため導入コストを抑えることができ、既存のECサイトのシステムと連携して動作するため、モバイル端末向けECサイトの画面作成や運用、サーバー管理などの新たな業務が発生せず、低コスト・短納期で導入が可能としている。

スマートフォン向け画面表示イメージ携帯電話向け画面表示イメージ
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(三柳 英樹)
2011/3/7 15:43