テラデータがパートナーとの協業を強化、顧客への提案力向上を図る


 日本テラデータ株式会社(以下、テラデータ)は9日、データウェアハウス(DWH)、ビジネスインテリジェンス(BI)に実績のあるSIerが、ビジネス・パートナー制度「Teradata Partner Network」に参加すると発表した。これに伴い、パートナーとの協業を本格化するほか、2月からはパートナー向けの専用トレーニングプログラムも開始する。

 Teradata Partner Networkは、2010年3月からスタートしたパートナー支援プログラム。技術者のスキル向上支援を目的とした情報やトレーニングプログラムの提供、ビジネス獲得のための提案・営業支援などを実施している。

 ここで提供される新しいトレーニングプログラムでは、すでにデータベース技術に精通しているパートナーの技術者が、スムーズにTeradataデータベースによるDWHシステム構築・運用に対応できるよう、育成を進めるもの。Teradataのアーキテクチャと基本的な構築の知識習得を目的とする「ベーシックコース」を無償で提供するほか、構築や運用のポイントを習得し、実際の構築で必要となるスキルレベル習得を目指す「アドバンスドコース」を特別価格で提供し、年間100人の受講を見込んでいる。

 なおテラデータでは、高度な情報分析による顧客企業でのビジネス課題解決や、大規模データの有効活用などを主要テーマとして、パートナー企業との協業を本格化させ、顧客への提案活動とサービス提供を積極的に行う考えで、パートナー企業100社体制を目指し、プログラムの拡充と協業を進めるとした。

 また今後は、テラデータの持つDWHシステム製品群のノウハウをパートナーと共有することで、パートナーの持つDWH/BIのノウハウと組み合わせ、顧客企業へ先進のDWH環境を提供する。テラデータとパートナーでは、すでにさまざまな共同ソリューションの開発に着手しており、順次、発表・提供していく予定だ。

 現在、パートナーとしては、アクセンチュア、NTTデータ、CSK、ジール、TIS、日本NCR、日本NCRビジネスソリューション、ニューソン、といった各社が発表されている。

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