インフォコムとオージス総研、“お手軽”災害対策サービス

東京と大阪の両社クラウド基盤を連携


 インフォコム株式会社と株式会社オージス総研は31日、両社データセンターのクラウド基盤を連携させ、東京-大阪間の災害対策を実現する「お手軽DRサービス」を発表した。異なる企業のクラウド基盤を連携させた災害対策サービスは業界初という。

 同サービスは、両社のクラウド基盤を連携させ、災害時の使用分のみを支払う課金形態(オンデマンド課金)で提供する災害対策サービス。この課金形態により、従来方式と比較して約50%以上の低コスト化を実現したのが特長。リスクマネジメントの意識が高い一方で、費用面からバックアップサイトの構築へ踏み切れなかった企業に訴求する。

サービスイメージ図

 なお、サービス名にも“お手軽”とつくように、RTO(システム復旧時間)は、本格的なDRサービスが「数時間」なのに対し、新サービスでは「数日以内」となる。その分、価格がお手軽となるため、用途に応じて選択する必要がある。

他のDRサービスとお手軽DRサービスの比較

 価格は、月額7万円+災害時のDRサイト利用料金。現状のサービスに追加する形でサービス利用できるが、インフォコム横浜データセンターへのアウトソーシングが前提となる。

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(川島 弘之)
2011/1/31 17:56