日立情報、中小企業向けクラウドサービス「Dougubako」のラインアップを拡充


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は26日、中小企業向けの業務クラウドサービス「Dougubako(どうぐばこ)」のラインアップを拡充すると発表した。ユーザー自身のPCから、業務アプリケーションの機能を低価格で利用する「仮想アプリケーション提供タイプ」を、2月1日より販売開始する。

 Dougubakoは、業務アプリケーションと仮想デスクトップ環境をセットにして、日立情報のデータセンターからインターネット経由で提供するクラウドサービス。アプリケーションからPC環境、データ保管までをワンストップで提供できる点が特徴だ。

 今回ラインアップに追加された「仮想アプリケーション提供タイプ」は、一般的な形式のSaaS型サービス。従来と異なり仮想デスクトップ環境は提供されず、ユーザーは自らのPC環境を用いてアプリケーションを利用するほか、データもクラウド上ではなく自身のPC環境に保存する点が、従来のDougubakoとは異なっている。

 その分、価格も安価に設定されており、初期費用もかからない点がメリットで、株式会社四電工の「Craft- CAD」を含め、14種類のアプリケーションが用意された。ユーザーは、「AppsDepot」からアプリケーションを選択するだけで、容易に利用できるという。価格は1万7000円から。

 また今回は同時に、12種類のアプリケーションが新たに「Dougubako」のラインアップへ追加され、利用可能なアプリケーションが全45種類に拡充されている。

「仮想アプリケーション提供タイプ」のサービス提供イメージ
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(石井 一志)
2011/1/26 13:45