大塚商会と日立ビジネス、自社構築型の在宅勤務支援ソリューション


 株式会社大塚商会と日立ビジネスソリューション株式会社(日立ビジネス)は18日、在宅勤務支援ソリューション「オフィストンネリングキット(自社構築サーバ版)」を発表した。価格は227万3800円(税別)からで、12月20日からハードウェア、ソフトウェア、構築サービスをセットで販売する。

 同製品は、外出先や在宅での業務を支援するソリューション。専用USB認証キーをインターネットに接続されたPCに差し込むだけで、社外から社内のPCをリモートコントロールする。USBキーには利用者ごとの認証情報を格納しており、自席PCへのアクセスを安全かつ確実に行うという。また、外出先での作業はすべて自席PCのアプリケーションとデータを利用するため、社内データを持ち歩かずに済み、情報漏えいのリスクも低減できる。

 今回の自社構築サーバ版では、日立ビジネスのリモートアクセスシステム「DoMobileCSE」を搭載した認証用サーバーを企業内に設置。企業や自治体のポリシーに応じて、ファイル転送、リモート印刷、利用期間制限などきめ細かな運用設定が可能となる。電源オフのPCに対するリモートパワーオン機能も搭載している。

 最小構成価格は227万3800円(税別)から。認証専用サーバー5ライセンス、認証専用サーバー1台、専用USB認証キー5個、UPS機器1台、vPro搭載PC起動用マシン1台、各種設置・設定費が含まれる。

 なお、同社では3月よりASP版も提供している。今回の自社構築サーバ版は、セキュリティポリシーでASPが利用できない、より詳細な設定で運用したい、といったニーズに応えるものとしている。

関連情報
(川島 弘之)
2010/11/18 12:02