スカイアーチとリッテル、Hadoop商用サービスのお試しユーザーを募集


 株式会社スカイアーチネットワークス(以下、スカイアーチ)と株式会社リッテルは4日、「Hadoopデータセンター(仮)」で無償パイロットユーザーの募集を開始した。

 Hadoopデータセンターは、大規模データを分散処理するオープンソースのプラットフォーム「Hadoop」を、広く一般の企業が簡単に利用できるサービス。特徴は「低価格設定」と、HQLというSQLライクな言語でHadoop上のデータを操作できるHiveを採用したことによる「高い操作性」。このHadoop環境を日本初の従量課金制で、処理が必要なとき、必要なだけ利用できるクラウドとしてサービス化を予定している。

 今回、「まずは分散処理を試してみたい」という顧客を対象に、無償パイロットユーザーを募集する。日本国内に存在する法人、かつ使用感に関するヒアリングや導入事例に協力できることが条件で、先着3社まで。利用期間は1カ月間程度で、操作方法やエラー分析方法など利用前・後のコンサルティングが受けられる。

 Hadoopはクラウドの利用が進む中、巨大なデータに対して集計・解析・検索・分析を高速化するために導入が進んでいる。代表的な事例であるYahoo! JAPANでは、集計処理を6時間6分35秒から5分34秒に短縮することに成功しているという。

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