NECと日本オラクル、中規模向けインメモリ型DWHソリューション
最大14.1倍の性能向上を確認


 日本電気株式会社(NEC)と日本オラクル株式会社は29日、ビジネスインテリジェンス(BI)/データウェアハウス(DWH)領域で協業を強化すると発表した。中規模システム向けのインメモリ型DWHソリューションを同日より提供開始する。

 このソリューションは、Oracle Database 11gのインメモリ技術「In-Memory Parallel Execution」、データ圧縮技術「Advanced Compression」と、NECのx86サーバー「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorage Dシリーズ」を組み合わせたもの。性能テストや障害テストを、日本オラクルの「Oracle GRID Center」にて両社共同で実施し、データサイズに応じた高い性能と可用性、拡張性を確認した、検証済みの最適構成で提供する。

 両社によれば、中規模システム向けに最適な、データサイズが2TB以下のDWHを想定した構成で、従来の同等処理における性能を最大14.1倍、平均9.6倍高速化できたとのこと。従来と比べて低コストで、高性能のDWHシステムの構築を行えるとしている。

 顧客は、必要なデータベースのデータ量に応じて「500GBモデル」「1TBモデル」から選択できるほか、1TBモデルを2つ組み合わせた「2TBモデル(高可用性モデル)」も用意されている。価格は、500GBモデルで1335万5000円(税別)から。

関連情報