NECと日本オラクル、検証済み構成で提供する中小規模向けDWHソリューション


 日本電気株式会社(以下、NEC)と日本オラクル株式会社は11月6日、BI(ビジネスインテリジェンス)/DWH(データウェアハウス)領域での協業を強化し、中小規模システムに向けたDWHソリューションを拡充すると発表した。両社の製品を組み合わせ、検証済みの最適なソリューションを構成し、新たに提供を開始する。

 今回提供を開始するのは、NECのx86サーバー「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorage Dシリーズ」とOracle Database 11gなどを組み合わせたソリューション。両社が共同検証を行った最適構成で提供されるため、ユーザーは従来と比べて短期間でBI/DWHシステムを構築できるメリットがあるという。また、日本オラクルが定義したI/Oテストや障害テストをNECのハードウェア上で実行することで、データサイズに応じた性能、高い可用性、拡張性を実現するとした。

 参考価格は、データサイズ500GBの最小構成時で、1132万円(税別)から。なお、このソリューションは「Oracle Database on Windowsキャンペーン」の一環として提供され、プラットフォームはWindows Serverを利用している。

 またNECは、Express5800シリーズとiStorage Dシリーズの環境上で実施した、BIに関するサイジング検証の結果をもとに、BIサーバーのハードウェアサイジングを行う「BIサイジングサービス」も提供を開始。あわせて、約30名の専門組織を新たに設け、WindowsプラットフォームでのBI/DWHトータルサービスの強化を図るとした。




(石井 一志)

2009/11/6 13:50