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エフサステクノロジーズ、メモリ共有機能を実装したサーバーシステム「PRIMERGY CDI V2」を提供
2026年1月14日 08:00
エフサステクノロジーズ株式会社は13日、ハードウェアの柔軟な構成を可能にする次世代サーバーシステム「PRIMERGY CDI」の新モデル「PRIMERGY CDI V2」を提供開始した。
CDI(Composable Disaggregated Infrastructure)は、ワークロードに応じて柔軟にハードウェア構成を構築・変更・解体できるサーバーシステム。創薬シミュレーションや生成AIをはじめとするAI学習用途において、GPUやSSDなどのデバイスをプーリング・共有化することで、限られたデバイスの稼働率向上と有効活用を実現する。また、ハードウェアへの過剰投資の抑制や、利用状況に応じて消費電力を削減することで、TCO(総所有コスト)削減にも貢献する。
新モデルでは、システムレベルでのCXLメモリプーリング機能を、インテルXeon 6 プロセッサー搭載モデルの「PRIMERGY RX2530/2540 M8」および、第5世代AMD EPYCプロセッサー搭載モデルの「PRIMERGY RX1440/2450 M2」で世界で初めて実現した。
CXLメモリをプーリングして共有リソースとすることで、指定するサーバーに必要量のメモリを割り当てられる。これにより、従来のサーバーでは容量に無駄が生じていたメモリの稼働率を高められ、メモリ総容量の最適化やサーバー台数の削減により顧客の収益性改善などに貢献する。また、メモリ容量不足の解消により、サーバー1台当たりのVM(仮想マシン)収容力も向上する。
すでに従来モデルで提供している、GPUやSSDなどのI/Oリソースプーリング機能との組み合わせも可能で、多種多様なデバイスのプーリングによってシステム全体の効率的な運用を実現する。なお、同機能はRed Hat Enterprise Linux 10およびSUSE Linux Enterprise Server 16環境で利用できる(2026年1月現在)。
PRIMERGY CDI V2では、ノード間を光ケーブルで接続する。従来モデルのメタルケーブル接続では、ノード間の最長接続長が2mで同一ラック内でのスケーリングに限定されていたが、光ケーブル接続によりノード間の最長接続長が30mとなり、ラック間のスケーリングが実現する。これにより、設置環境の物理的制約を緩和し、運用の幅を広げられる。
また、従来モデルでは、プーリングされたデバイスのうち非稼働のものはアイドル状態となり、待機電力の消費が課題となっていたが、PRIMERGY CDI V2ではこの課題を解決するため、使用されていないデバイスの電源を遮断する機能を搭載した。これにより、省エネ性能がさらに強化され、顧客の運用コスト削減とサステナブルな社会の実現に貢献するとしている。