日立情報のクレジットカード共同利用型サービスがPCIDSS認定


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は29日、クレジットカードのセキュリティ国際基準「PCIDSS」認定を取得したと発表した。

 認定を取得したのは、「カード発行企業向け共同利用型対外接続サービス」と「クレジットカード総合管理ソリューション」。前者は、カード発行企業が外部ネットワークと接続する際に必要なシステムを共同化したもので、カード加盟店によるリアルタイムの与信照会を実現する。後者は、クレジットカード共同利用が他システムを中核とするソリューションで10月に発表を予定している。

 日立情報では、クレジットカード会社のシステム構築・運用のノウハウに加え、ネットワークサービスの分野でも技術力と実績を有している。また、セキュリティの分野でも「SHIELD」ソリューションにより、システム・ネットワークの脆弱性検査など核種サービスを幅広く提供している。今回の認定は、こうした技術がトータルに評価されたものと説明。ITサービス企業が提供するクレジットカード共同利用型サービスがPCIDSSの認定を取得したのは国内初としている。

 今後も定期的に外部認定機関の監査を受け、PCIDSS準拠を維持するとともに、セキュリティをはじめとするトータルソリューション力を生かし、カード会員が安心できるクレジットカードシステムの構築・運用に努める方針。

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(川島 弘之)
2010/9/30 06:00