日立、企業グループ・中堅向けERPパッケージ「GEMPLANET Ver.2」のIFRS対応版


 株式会社日立製作所(日立)は29日、企業グループ・中堅企業向けERPパッケージ「GEMPLANET Ver.2」において、IFRS(国際財務報告基準)対応の機能強化版を提供すると発表した。10月1日より販売を開始し、出荷開始は2011年4月1日を予定する。

 今回提供される機能強化版は、1つのシステム内において、複数の会計基準に応じた機能を用意する機能を用意しているため、日本基準に加えて、IFRSのアドプション(全面採用)にも対応可能で、2012年度から早期適用を行う企業グループ・中堅企業は、決算期において、日本基準での財務諸表作成とIFRSでの財務諸表作成を並行して行えるという。

 具体的には、IFRS、日本基準の決算を同時に実施できる「複数帳簿機能」により、1つの会計伝票から、IFRSと日本基準、それぞれの勘定元帳へ同時転記を行い、それぞれの差分仕訳も登録できるようにした。

 また、固定資産の償却においては、IFRSでは経済的耐用年数、日本基準では経済的耐用年数と税法基準耐用年数が適用される。これを解決するため、機能強化版は、両基準に対応する固定資産の「複数償却管理機能」を搭載。基準ごとに異なる償却計算を行い、それぞれの基準に対応した勘定元帳に会計伝票を転記できるので、円滑な固定資産の償却と管理を実現するとしている。

 また、過年度財務諸表の遡及(そきゅう)修正を行う機能、財務諸表における「包括利益」を作成、出力する機能など、コンバージェンス(収れん)対応機能も新たに備えているとのこと。
 価格は、「GEMPLANET Ver.2会計管理」が210万円から、「GEMPLANET Ver.2固定資産管理」が105万円から。

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