KCCS、iPhone/iPad/Androidに対応したワークフローシステム新版

　京セラコミュニケーションシステム株式会社（以下、KCCS）は28日、ワークフローシステム「GreenOffice Workflow」でiPhone・iPad・Android端末に対応した新版「Ver.4.11」を発表した。10月15日から提供する。

　GreenOffice Workflowは、業務プロセスの効率化/可視化を支援するワークフローシステム。代表的な申請書の帳票テンプレートと帳票定義ツールにより、ユーザーは用途に合わせて帳票を作成し、文書として回付できる。

　新版では、iPhone・iPad・Android端末向けに文書一覧専用画面を開発し、承認・決裁がスムーズに行えるよう改良を加えた。具体的には、回覧文書の状況確認・詳細確認・処理機能をモバイル端末向けに提供。自分が起票した文書や処理依頼の文書を一覧表示できるほか、詳細な内容を確認した上で文書を処理（承認・返却・決裁）できる。

　処理内容は履歴に記録され、後から確認することも可能。PC向けに作成した帳票をそのままモバイル端末に表示できるため、追加帳票作成は不要という。また、「稟議（りんぎ）書」などの会社の機密情報にかかわる帳票は、モバイル端末での利用を制限し、PCのみからアクセスを許可するといったセキュリティ設定にも対応する。

文書一覧画面。左がiPhone、右がPC

文書詳細画面。左がiPhone、右がPC