KDDI、BIGLOBE、ニフティなど6社、IPv6事業の新会社を設立


 KDDI株式会社、日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)、NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)、ニフティ株式会社、株式会社朝日ネット、株式会社ヴェクタントの6社は、IPv6インターネット事業の新会社「日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)」を8月30日付で設立した。

 6社は、NTT東西のNGN上でネイティブ方式によるIPv6インターネットのローミングサービスを提供する共同事業を進めることで合意。これに基づき、JPNEが設立された。

 JPNEではISP事業者へのIPv6インターネット接続事業支援を展開する一方、6社もJPNEのサービスを利用したIPv6インターネット接続サービスを提供。IPv6の早期普及・発展を目指すとしている。

 なお、JPNEは、KDDIとJPIXが2月に設立したブロードバンドアクセスエクスチェンジ企画株式会社の第三者割当増資を6社が引き受け、事業会社として社名変更したもの。資本金は20億円で、出資比率はKDDIが55%、残りの5社がそれぞれ9%。

 NTT東西のNGN(フレッツ 光ネクスト)でのIPv6接続サービスは、2011年4月以降に提供が開始される予定。接続形態としては、ISPから預かったIPv6アドレスをNTT東西が払い出す「ネイティブ方式」、ユーザーとISP間のトンネリングによりIPv6接続を提供する「トンネル方式」という2方式がある。

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