日立ソフト、ドキュメントレビューを効率化するツール「Review Coordinator」


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は31日、システム開発におけるドキュメントレビュー作業の効率化支援ツール「Review Coordinator」を発表した。価格は、端末あたり3万1500円/月。同日より提供を開始する。

 Review Coordinatorは、システム開発の設計書、製品マニュアル、論文などの文書の確認作業を支援するツール。WordやExcelのコメント機能によって、複数のレビュー担当者が個々に指摘したものをこのツールに反映することで、個別に記入した指摘事項を一括で閲覧できるようにする。こうして、課題を議事録・課題一覧などの記録に残すことにより、「課題の視える化」を実現。下流工程での不具合指摘件数を削減でき、手戻り防止によるコストカットに寄与するという。

 また、優先順位の設定も可能なほか、日立ソフトのソフトウェア開発・管理支援サービス「ManageFeed」を併用して状態監視すれば、レビューで抽出した課題を取りこぼさずに管理し、上流品質を確保できるとのこと。

 加えて、チェックリスト・観点票の整備を実施することにより、レビューの質の均一化、レビュー担当者の技術向上につながるといったメリットも期待できるとしている。

 対応環境は、Windows XP Professional SP3とOffice 2003 SP3(Word/Excel)。

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(石井 一志)
2010/8/31 12:06