「LinuxCon Japan」9月開催~仮想化やトレーサのミニサミットが見所
The Linux Foundation(LF)の技術カンファレンス「LinuxCon Japan / Tokyo 2010」が9月27日~29日の3日間、六本木アカデミーヒルズで開催される。
主要開発者、アドミニストレーター、ユーザー、コミュニティリーダー、業界エキスパートが一堂に会し連携を促進するとともに、今後の日本およびアジア太平洋諸国と世界のLinuxコミュニティ間の相互理解を目的としている。
基調講演には、IBM、Google、Novellなどが講演。世界の開発者、日本の開発者によるパネルセッションのほか、約60のセッションが予定される。
セッションでは、カーネルの話題のみならず、PostgreSQL、MeeGo、仮想化、トレーサなど幅広く議論するのが今回の特徴。LF ジャパンディレクタの福安徳晃氏によれば、特に仮想化・ネットワークのミニサミット(28日・29日)、トレーサのミニサミット(28日)が見所となる。
仮想化・ネットワークのミニサミットでは、その分野のメンテナやコア開発者が集結し、KVMによるサーバー集約に関連した議論を実施。ネットワークやストレージの仮想化についてもディスカッションする予定という。
一方、トレーサのミニサミットでは、大規模システム基盤の信頼性を支えるトレーサについて、SystemTap、ftrace、perf、LTTing などのメンテナやコア開発者が各トレーサの機能や使い勝手を議論する。
日程は9月27日(月)~29日(水)の3日間。初日は9時から、2日目以降は9時30分から。六本木ヒルズ40Fにある「六本木アカデミーヒルズ」で開催される。
現在、「LinuxCon Japan」のWebサイトで参加登録受付中。参加費用は300ドル。