兼松エレクトロニクス、SaaS型のIT資産管理サービス


 兼松エレクトロニクス株式会社(KEL)は4日、SaaS型のIT資産管理サービスを発表した。8月中に提供を開始する。

 同サービスでは、企業のあらゆるIT資産を把握し、余剰資産や遊休資産の洗い出しが可能。具体的には、PCをはじめとした資産の設置場所と、搭載されたインベントリ情報を動的に把握する。

 特にソフト資産については、稼働数量管理、保有数量管理を自動的に突き合わせ、適正なライセンス管理を実施する。配布機能を使ってソフトの最新版を配布することも可能という。また、資産管理情報を統合してIT資産のライフサイクル管理を実現し、遊休資産の再配布や適正な資産購入を促す機能も備える。

 KELでは「社内導入したところ、属人的な管理手法から解放され、1カ月の運用費用を約50%削減できたため、今回のサービス提供に至った」と説明している。

 価格は、導入支援などを含んで個別見積もり。利用料自体は、月額数百円/ライセンスとなる。2010年度からの3カ年で3億円の売り上げを目指す。

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(川島 弘之)
2010/8/4 16:13