蒼天、クライアントPCのデータを集中バックアップする「LogVillage PC-Backup」


 株式会社蒼天は28日、クライアントPCのデータを集中バックアップするソフトウェア「LogVillage PC-Backup」を発表した。データファイルやメールクライアントを、サーバーに自動バックアップできる製品で、同日より販売を開始している。

 LogVillage PC-Backupは、エージェントレス方式でクライアントPCの集中バックアップを実現するソフトウェア。クライアントPCにソフトウェアをインストールしなくて済むため、PCに余計な負担をかけないほか、PCユーザー自身が、使い慣れたエクスプローラの操作で、簡単にリストアできる点が特徴という。

 利用にあたっては、バックアップサーバーにLogVillage PC-Backupをインストールし、バックアップ対象のPCを設定。バックアップするフォルダやスケジュールを決定するだけで、運用を開始できる。バックアップは、前回のバックアップ以降に変更されたファイルのみを対象とする増分バックアップ方式を採用。バックアップ中にPCがネットワーク断となった場合でも、次回ネットワーク接続時に自動でバックアップを再開する機能を備え、確実なバックアップを可能にした。

 また、ネットワーク接続エラー、アクセス権限エラー、バックアップ容量警告など、バックアップ環境でのエラーは、詳細情報が蒼天のサポートセンターへ自動通知される仕組みで、運用・管理担当者からの通知がなくても、迅速に問題解決をサポートできるとのこと。

 バックアップしたファイルの保持期間は、無制限、あるいは1カ月までの任意の日数を設定可能。ハードリンク機能により、同一ファイルを重複保管することなく、バックアップ日付別フォルダですべてのファイルを表示できる。

 価格は、25台までが7万5000円(税別)、200台までが57万円(税別)。また、10台まで1万円(税別)のエントリー特別価格も設定されている。

 なお蒼天では、PC運用管理ツール「LogVillage」に、LogVillage PC-Backupを統合し、統合的な運用管理ツールとして強化を図る考え。LogVillage PC-Backup単体でも初年度300ライセンスの販売を見込んでいる。

 バックアップサーバーの動作環境は、Windows Server 2008/2003、Windows 7/XPで、バックアップ対象のOSはWindows 7 Ultimate/Professional、XP Professional、Vista Ultimate/Business/Enterprise、Windows Server 2008/2003。

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(石井 一志)
2010/7/29 06:00