テプコシステムズ、デル製ラック型サーバーをベースにしたExcel帳票連携アプライアンス


exDirectorを搭載したPowerEdge R410ベースのアプライアンス

 株式会社テプコシステムズとデル株式会社は15日、テプコシステムズのExcel帳票連携ツール「exDirector」をアプライアンスサーバー化して提供すると発表した。デルがラック型サーバー「Dell PowerEdge R410」をOEM提供し、両社の共同ブランド製品として、テプコシステムズが8月24日より販売開始する。

 exDirectorは、Excel形式で集計した複数データを一覧表やグラフに変換できるツール。各種報告書、伝票、明細、見積もりなどのデータを、自動集計して変換してくれるため、使い慣れたExcelを使って入力作業を行える。また、データは双方向で更新可能なことから、例えば一覧表に加えられた変更は、自動的に報告書に反映されるという。

 今回提供するソリューションでは、このソフトウェアを、1Uサイズのラック型2ソケットサーバーにプリインストールし、アプライアンスサーバーとしてて提供。これによって、ユーザーがサーバーの選定やサイジングを行わなくても、容易に導入できるようにした。

 価格は、ハードウェア、ソフトウェア一式で312万9000円から。

 なお、デルが日本国内で、他社との共同ブランド製品を提供するのは、これが初めてとのこと。米Dell グローバルOEMソリューションズ プレジデントのリック・フレーリック氏は、国内OEMビジネスにおける重点分野として、今回の取り組みのようなアプライアンスサーバーを挙げ、「今後、さらに積極的に展開していきたい」とコメントしている。

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(石井 一志)
2010/7/15 14:59