東芝、Android 2.1とTegraを搭載するクラウドブック「dynabook AZ」

市場想定価格は4万円台


dynabook AZ

 株式会社東芝は21日、Androidプラットフォームを採用したモバイル端末「dynabook AZ」を発表した。市場想定価格は4万円台半ばで、8月下旬の発売を予定する。

 dynabook AZは、スマートフォンなどで利用されるAndroid 2.1を採用したモバイル端末で、85キーのハードウェアキーボード(キーピッチ:19mm、キーストローク:1.6mm)とタッチパッド、10.1型ワイド液晶(1024×600ドット)といったハードウェアを搭載。同社では、PCのような高い操作性とスマートフォンの機能性を兼ね備える「クラウドブック」というカテゴリに位置付けている。

 CPUは、NVIDIAの「Tegra 250(1GHz)」を搭載するほか、512MBのメインメモリと16GBのフラッシュメモリを内蔵。IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANや、Bluetooth 2.1+EDRといった通信機能を備える。また、130万画素のWebカメラやモノラルスピーカーも搭載した。

 インターフェイスは、USB 2.0×2(うち1基はMini-B)、HDMI出力、音声入出力、ブリッジメディアスロット(SD/SDHC/MMC対応)を搭載。サイズと重量は、約262.0×189.8×12.0~21.0mm(幅×奥行き×高さ)、約870g。

 ソフトウェアは、Androidが標準で持つインターネット閲覧、メールの両機能に加え、Word、Excel、PowerPointの閲覧・編集やPDFファイルの閲覧が可能な「Documents To Go Basic Edition」、旺文社の4種類の辞書を利用可能な「デ辞蔵」、Twitterなどに対応するコミュニケーションソフトウェア「fring」、音楽や映像、写真を楽しめる「TOSHIBA Media Player」などを搭載した。

 バッテリ駆動時間は、連続動画再生時が最大約7.0時間、スタンバイ時が約180時間となっている。

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(石井 一志)
2010/6/21 15:14