米HP、スマートフォンからも直接印刷できるクラウド対応プリント技術
米Hewlett-Packard(HP)は6月7日(米国時間)、Web対応プリントソリューション「HP ePrint」を発表した。「iPhone」「BlackBerry」などあらゆる電子メール端末から直接プリントを可能にする。対応プリンター4機種を同月から順次発売する。
ePrintは、プリンターに固有の電子メールアドレスを持たせ、iPhone、BlackBerryなど電子メール機能を持つスマートフォンなどの端末から対応プリンターに直接プリントジョブを送る技術。Microsoft Office、PDF、JPEGなどをサポートする。スマートフォンからプリント管理できるePrintモバイルアプリケーションも提供する。ドキュメントやファイルを一時保存して、必要なときに印刷することもできる。
また、クラウドに対応し、米Google、米Yahoo!、米Facebook、英Reutersなど提携アプリパートナーのサービスに、プリンターから直接アクセスできる。
HPは、あわせてオンラインサービス「ePrintCenter」も発表した。プリント作業の追跡やカスタマイズなどを管理するオンラインハブとなる。たとえば、ニュースやコンテンツのフィードを登録して、特定の日時にプリントアウトされるよう設定する「Scheduled Delivery」などの機能がある。
ePrint対応プリンターは「e-All-in-One」ブランドで販売する。「HP Photosmart Premium e-All-in-One」「HP Photosmart Plus e-All-in-One」「HP Photosmart e-All-in-One」「HP Photosmart Premium Fax e-All-in-One」の4機種を順次発売する。価格はHP Photosmart e-All-in-Oneが99ドルなど。