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PKSHA、オンプレミスサーバーで高速応答可能なAIエージェント「PKSHA Private AI Agents」を提供
2026年9月10日 06:30
株式会社PKSHA Technology(以下、PKSHA)は9日、PKSHAが展開するAIエージェント群「PKSHA AI Agents」の新ラインアップとして、国産LLMを含むオープンモデルを導入企業の管理環境(オンプレミス環境)で高速に動作させるAIエージェント「PKSHA Private AI Agents」を提供開始した。
PKSHA Private AI Agentsは、機密性の高い業務領域に対してオンプレミス型AIエージェントを提供するサービス。PKSHAが独自に検証した高速推論基盤を土台とし、導入企業固有の規約やドメイン知識を取り込むことで、業務に適合したエージェントを構築する。
PKSHAは提供の背景として、エンタープライズ企業では、生成AIへの期待が高まる一方で、規制や社内ガイドラインによりクラウド経由での生成AI利用が制限され、AIエージェントを実務に活用しづらいことが課題となっていると説明する。
こうした環境でAIエージェントを活用する手段として、LLMを自社管理のオンプレミス環境で動作させる方式が注目されているが、オンプレミス環境では、限られたGPU資源のもとでLLMを動かす必要があるため、応答速度が遅くなりやすく、導入のハードルとなってきた。PKSHA Private AI Agentsは、こうした制約のもとでもLLMを高速かつ効率的に動作させる推論最適化技術により、この課題を解決する。
PKSHA Private AI Agentsは、導入企業のプライベートネットワーク内ですべての処理が完結する。ソースコードや設計情報、社内文書などを外部クラウドへ送信することなく、AIエージェントを活用できる。これにより、情報漏えいの懸念を低減しつつAIエージェントを日常業務に取り入れられる。
また、PKSHA Private AI Agentsは、応答の続きを先読みして生成を速める推論高速化技術により、オンプレミス環境でもAIの応答を待つ時間を大きく短縮し、ストレスなくタスクを進められるよう支援する。さらに、モデルを軽量化する技術を併用して必要なGPUメモリを抑え、より安価なサーバー構成で高性能なモデルを運用できる。
特定ベンダーに依存せず、国産モデルを含む複数のオープンモデルから、性能要件・セキュリティ要件・コストに応じたモデルを選択できる。最先端の大規模モデルを高コストで導入するのではなく、用途に応じて必要十分な規模のモデルで品質を実現する。必要とする性能に応じて求められるサーバー構成(GPUの規模)も変わるため、モデルとサーバー構成を一体で柔軟に提案する。
クラウドAPI型モデルで生じうる提供終了(EOL)やモデル入れ替えに左右されず、一度業務に組み込んだモデルを企業ごとの判断とペースで継続利用・更新できる。
また、汎用的なAIエージェントを活用する場合は、企業固有の業務標準やドメイン知識への適応ができず、出力の手直しに手間がかかりがちとなる。これに対して、たとえばPKSHA Private AI Agentsをコーディングに利用する際には、企業のコーディング規約、レビュー観点、開発プロセスを取り込むことで、生成結果を修正する工数を削減する。
サービスでは、PKSHAが長年のAIソリューション提供で培った提案力・開発力を、オンプレミス型のAIエージェントにおいても提供する。モデル選定、推論基盤の構築、エージェント設計、導入後の運用改善まで、業務内容や利用環境に合わせて支援する。これにより、顧客は社内にAI・インフラの専門人材を十分に確保できていなくても、導入から運用改善まで安心して進められるとしている。
