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AGEST、テスト管理ツール「TFACT」にAIテスト設計機能「Test Designer」を追加

 株式会社AGESTは8日、独自のAIテスト管理ツール「TFACT」に、新たにAIテスト設計機能「Test Designer」を追加したと発表した。これにより、テスト工程の中で属人化しやすく工数がかかるテスト設計をAIが支援し、仕様書をもとに実施手順とテストデータを備えたテストケースを生成し、TFACTのテスト実行工程に連携する。

 TFACTはこれまでAI機能標準搭載のテスト管理ツールとして、テストの計画・設計から実行、課題管理までを同一プラットフォーム上で扱い、テスト手順の作成や自動実行、合否判定などのAIアシスト機能を提供してきた。しかし、その前段階である「テスト設計」は、設計者の経験やスキルへの依存度が高く、観点の抜け漏れや工数の増大が多くの開発現場で課題となっていたという。

 今回追加したTest Designerは、このテスト設計工程において、AIがドラフトを生成し、人がレビューして仕上げることで、設計の属人性を下げ、品質向上と効率化を両立させる。仕様書などの情報をもとに、AGESTが保有するテスト観点を活用してテストケースを作成する。

 TFACTが持つテスト観点ライブラリと、登録された仕様をAIが突き合わせ、検証すべき観点を関連度とともに提示する。これにより、経験に依存しがちなテスト観点の洗い出しをサポートし、抜け漏れを減らす。

 仕様の記載内容から、デシジョンテーブルや境界値などのテスト設計技法をAIが自動で適用し、テスト条件を生成する。さらに、画面到達までの実施手順や入力に使うテストデータまでを作成し、生成されたテストケースはTFACTのテスト実行工程へ連携され、手動テストと自動実行のいずれにも利用できる。

 生成されたテストケースから、テスト条件、テスト観点、根拠となる元の仕様書の記載箇所までをたどることができる。レビュー時の確認が容易になるだけでなく、仕様変更時の影響範囲の迅速な把握を可能にする。

 AIが生成したテスト条件に対し、AI自身が点検を行って「重大」「注意」「参考」のレベル別に指摘を提示する。同機能はAIに全てを任せきるのではなく、「AIがレビューの土台となる草案を作り、それを人が確認・判断・修正する」プロセスを前提としており、高いテスト品質を確保しやすくする。

 また、TFACTの今回のアップデートでは、Test Designerに加えて、現場の利便性を高める3つの機能もリリースした。

 「TFACT CLI」は、Web画面を経由せず、コマンドラインからTFACTの操作を可能にする。CI/CDパイプラインへの組み込みや一括登録を容易にする。日次進捗と進捗レポート機能は、テストの消化状況を記録し、計画に対する過不足を可視化する。Excelレポートの出力にも対応し、報告の手間を軽減する。担当者アサイン機能は、テスト実施前にケースごとの担当者の割り当てを可能にし、テスト実施時の絞り込みをスムーズにする。