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ソラコム、AIや衛星通信を活用したIoTシステムの設計ノウハウを追加した設計ガイドを公開

 株式会社ソラコムは9日、IoTシステム設計ガイド「アーキテクチャーセンター」を拡充し、AIや衛星通信を活用したIoTアプリケーション向けの設計ノウハウを新たに公開した。同ガイドは、典型的なIoTユースケースから推奨されるシステム構成を解説し、IoTシステムの設計や導入を検討するユーザーを対象としている。

 ソラコムは創業以来「誰もがIoTを活用できる環境づくり」を推進し、ユーザーがさまざまな課題を自己解決できるよう、技術資料や事例の公開を通じてノウハウの共有を進めてきた。

 アーキテクチャーセンターは、ソラコムが2015年のサービス提供開始以来、さまざまな業界のプロジェクトを支援するなかで蓄積してきた実績と専門家の知見をもとに、IoTシステムを構成する要素や設計の考え方、技術選択のポイントなどを体系的に紹介している。これにより、網羅的な知識がなくても、それぞれの目的に適した構成やベストプラクティス、設計の勘所などを把握できる。ソラコムはこうした情報提供を通じて、拡張性やメンテナンス性の高いシステムの構築を支援している。

 ソラコムは、近年増加するユースケースをもとにガイドを追加公開した。追加したコンテンツは、1)コネクテッド製品に通信を組み込む際の、製造時と出荷後を見据えた通信設計、2)生成AIをはじめとするAI技術をIoTアプリケーションに活用する際の処理設計、3)セルラー通信が届きにくい場所での利用を踏まえた、衛星通信を含む通信選択――の3テーマに関するもの。

 追加コンテンツでは、製造時に固定する要素と出荷後に変更できる要素を分け、接続先の通信キャリア、サブスクリプション、プロファイルの選択方式と組み合わせを整理している。また、セルラー、Wi-Fi、有線、衛星それぞれの通信の特性を踏まえ、利用環境や用途に応じた通信方式の選択や組み合わせ方を紹介している。

 さらに、IoTデバイスから取得したデータをAIで処理するにあたって、デバイス、エッジ、クラウドのどこで処理するのか、またリアルタイム処理と蓄積後の処理をどう使い分けるのかなど、AIをIoTシステムに組み込む際の設計の考え方を紹介している。

 ソラコムは、プラットフォームの拡充と、ユーザー向けの知見の公開、共有を通じて蓄積してきたノウハウをもとに、実現したいIoTシステムをよりよく構築・運用できるよう支援していくと説明する。こうした「AIとIoTテクノロジーの民主化」を通じて、今後も、より多くのイノベーションの創出を目指すとしている。