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GitLab、GitLab Dedicated向けAIゲートウェイやGitLab Secrets Managerなどの新機能を追加した「GitLab 19.3」をリリース
2026年8月26日 08:30
米GitLabは25日、Gitリポジトリマネージャー「GitLab」の最新バージョンとなる「GitLab 19.3」のリリースを発表した。
GitLab 19.3では、GitLab Dedicated向けAIゲートウェイ、GitLab Secrets Manager、SASTの一括修正、Flow Creatorエージェントを提供する。エンジニアリングチーム、プロセスオーナー、セキュリティチームは、既存の管理の仕組みを手放すことなく、エージェント型AIならではのスピードを取り入れられる。
GitLab Duo Agent Platform向けのAIゲートウェイは、GitLab Dedicatedのシングルテナント型SaaS基盤の内部で稼働するようになった。これにより、エージェント型のAIワークロードにも、GitLab上のソフトウェア開発ライフサイクルと同じデータ所在地(レジデンシー)と分離のルールが適用される。規制業種のチームや、データの置き場所に厳しい要件を抱えるチームも、監査担当者が普段から把握しているデプロイ方式のまま、ソフトウェアデリバリーにエージェント型AIを取り入れられる。自社の推論モデルを接続し、AIが処理したデータを既存のセキュリティ境界の内側にとどめておくこともできる。
GitLab Secrets Managerは、GitLabクレジットで課金する有料アドオンとして、GitLab.comのユーザー向けに限定提供を開始した。全てのCIシークレットには、それを必要とするジョブの環境、ブランチ、保護ステータスに応じた適用範囲が設定される。Secrets Managerは新たにKubernetes、Terraform、OpenTofu、そして独自ツールにも対応した。認証情報は、コードとパイプラインを動かす基盤と同じ場所に保管され、チームが権限管理の仕組みを別に用意する必要はない。
また、SAST誤検出一括判定とエージェント型SAST脆弱性一括修正機能により、検出結果を1件ずつ片付けるのではなく、たまった脆弱性をまとめて修正できるようになった。脆弱性レポートで複数の検出結果を選ぶと、GitLabがそれぞれに信頼度スコアを付けて返す。確認済みのリスクにはマージ可能な修正があらかじめ用意されるため、デベロッパーは一から修正プログラムを書く必要はなく、内容を確認してマージするだけで済む。対象は脆弱性レポートに含まれる全てのSAST脆弱性で、新たに見つかる重大度「重大」および「高」の脆弱性についても、GitLabが引き続き自動でトリアージと修正を進める。
新たに利用可能になったFlow Creatorエージェントは、これまでプロセスオーナーの自動化を阻んでいた、手作業でのスキーママッピングを不要にする。Flow Creatorは、GitLab Duo Agent Platformの基本エージェントとしてAgentic Chatから利用できる。自動化したい業務内容を普段の言葉で書くだけで、AIカタログに登録してすぐ実行できる、完成済みのフローが返ってくる。どのフローも、複合アイデンティティを備えた適用範囲付きのサービスアカウント上で動作する。有効化にはメンテナー以上のロールが必要となる。
また、GitLab 19.3より、GitLabクレジットの利用上限機能の一般提供を開始した。これにより組織は、エージェント型AIの利用額が上限を超える前に、月ごとの上限額を設定できる。管理者はGitLabカスタマーポータルでサブスクリプション単位の上限を設定できるほか、GraphQL APIを通じたユーザーごとのデフォルト上限や、上書き設定を行うこともできる。
さらに、GitLabグループ単位で、カスタムエージェントとフローの公開範囲を制限する機能の一般提供を開始した。これにより、同じグループ内の複数のプロジェクトにまたがるメンバーが利用できるようになった。これは、既に利用可能だったプロジェクト単位および公開の表示レベルのオプションに加えて提供される。