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アステリア、対話でアプリを自動生成する「Bakusoku.AI」を発表 開発から運用・保守までAIが支援
2026年6月24日 11:19
アステリア株式会社、ならびに同社の100%子会社であるアステリアキャンバス株式会社は24日、短時間に業務用ソフトウェアを開発し、運用・改善・保守を自律的に支援するAIネイティブ業務プラットフォーム「Bakusoku.AI」(バクソク エーアイ)を8月1日から提供開始すると発表した。
これまでアステリアが培ってきたノーコードでのアプリ開発ノウハウと、生成AIのソフトウェア開発能力を生かし、プログラミング知識がない人や組織でも、業務アプリを開発できる。アステリアが提供するクラウドプラットフォームでのアプリ開発となるため、運用、アプリの改善環境も整っていることが特徴だ。
なお、8月下旬には、Bakusoku.AIのエンタープライズ版である「Platio Canvas AI」(プラティオ キャンバス エーアイ)の提供開始も予定されている。
アステリアの代表取締役社長である平野洋一郎氏は、「業務知識を持ち、日本語が使えれば、作った後もAIが運用や改善の支援をしてくれる。当社では、これから全力を挙げてプッシュし、3年間で5億円の売上規模にする。当初は日本でのビジネスからスタートするが、英語や中国語にも対応するように開発しており、日本でのビジネスが成立した後は、海外での展開も進めていきたい」と話している。
アイデアを形にするまでに立ちはだかる「3つの壁」をAIで乗り越える
Bakusoku.AIとPlatio Canvas AIの開発の背景について、アステリアキャンバスの代表取締役CEOである工藤亮太氏は、「昨今、世の中にあるAIネイティブのプロダクトには、要件定義、プログラミング、運用・改善という大きく3つの壁がある」と切り出し、それぞれの詳細について、次のように説明した。
「要件定義の壁とは、どういったプロダクトを作ったらいいか、どういったシステムを作ればいいのかがわからないことから起こる。さらに、それを作るエンジニアが足りていない。プログラミングを書けないがゆえに、AIネイティブのプロダクトを作ろうとしても運用・改善ができない。そして、作ったプロダクトを動かすために、サーバーなどのインフラを用意する必要があり、その際にまたエンジニアの工数がかかるため、なかなか実際の本番環境に出せない」。
これらの課題解決を目指して開発したのが、今回発表した新プロダクトだ。
「我々はノーコード開発ツールを提供し、8万個以上のアプリが生まれている。その中で培ったノウハウによって、Bakusoku.AIでは非常に簡単に要件定義を行えるようになっている。プログラミングについても、完璧なコード生成から、データベースの構築、そしてそれを本番環境にデプロイするサーバーのインフラまで、Bakusoku.AIは1つのボタンを押せばすべて完了する。皆さまが普段お使いになっている、日本人が話す自然言語を使うことで、プロダクトリリースから改善、そして運用・保守まで、すべて簡単に行える。これがBakusoku.AIの大まかな概要となる」(工藤CEO)。
工藤CEOが説明したように、Bakusoku.AIでは、対話形式で構築したいソフトウェアの要件を入力するだけで、AIがソフトウェアのUIや業務ロジックを自動生成する仕組みを備えている。また、開発だけでなく運用開始後の継続的な改善支援までをAIが実行。ビジネス環境の変化に合わせた迅速なシステム改変や業務の属人化解消を実現し、企業の業務改善スピードを向上させるという。
利用料金(税別)は、月額9000円(年間契約)の「Standard」プランでは、AIクレジット数が年間3万6000、データベース容量が1GBまで。月額2万7000円(年間契約)の「Pro」プランでは、AIクレジット数が年間14万4000、データベース容量が20GBまでとなっている。いずれもユーザー数は1名のみに制限される。また、無料で利用できるフリープランも用意されており、AIクレジット数が1200まで(初回のみ)、データベース容量が10MBまで利用可能だ。
なお、8月下旬から提供予定のPlatio Canvas AIは、より高度な利用に向けたエンタープライズ版。Bakusoku.AIの機能に加え、企業が求める高度なセキュリティ、ガバナンス、MCP連携などの機能が標準搭載されるほか、専用サポートを提供。有償オプションでAPI連携も利用できる。
さらに、アステリアのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」との連携にも対応。単体アプリとして利用するだけでなく、既存の社内システムやクラウドサービスとのシームレスな統合を実現するとした。
例として、月額11万円の「Premium」プランでは、AIクレジット数は月間6万、データベース容量は100GBで、5ユーザーまで利用できる。また、年額120万円(月額10万円相当)の年間契約も用意されており、こちらはAIクレジット数が年間72万となっている。
記者会見には、漫才コンビのマユリカの2人が登場。アステリアキャンバスの工藤CEOが「お2人でも3分でアプリを作ることができますよ?」とBakusoku.AIの機能を紹介したが、マユリカは「そんなわけないでしょう!」と信じない。そこで、2人が困っているというスケジュール管理を行うアプリと、ポッドキャストのファン向けアプリをBakusoku.AIで同時に開発してみせた。
なお、アステリアの平野社長、アステリアキャンバスの工藤CEOはアステリアの会社のカラーであるグリーンの衣類を身につけて登場したが、マユリカの中谷氏もグリーンのパンツで登壇し、グリーンづくしとなった。





