ニュース
Arcserve Japan、仮想化基盤への対応を拡充したデータ保護ソリューション「Arcserve UDP 11」「Arcserve CRS 2」を発表
2026年7月21日 13:31
arcserve Japan合同会社(以下、Arcserve Japan)は17日、データレジリエンスソリューションの最新版「Arcserve Unified Data Protection(UDP)11」および「Arcserve Cyber Resilient Storage(CRS)2」を8月17日に提供開始すると発表した。
Arcserve UDPは、データの保持、バックアップ、復元を包括的に支援する統合型データ保護ソフトウェアソリューション。
新バージョンのArcserve UDP 11では、従来のVMware ESXi/vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHVに加え、Arcserve UDPコンソールでのサポートにProxmox Virtual Environment(Proxmox VE)が追加され、Arcserve UDPコンソールから直接Proxmox仮想マシンを保護できるようになった。
また、バックアップデータ(復旧ポイント)を仮想ディスクとして認識し、そこにマルウェアが含まれていないかをMicrosoft Defenderを使ってスキャンする「アシュアードセキュリティ」の増分スキャン機能が追加され、前回のスキャンから変更/追加されたファイルのみをスキャンできるようになった。加えて、ReFSボリュームのバックアップデータもスキャン対象としてサポートされるようになった。
バックアップデータを保存するクラウドリージョンについては、従来の東日本リージョンに加え、西日本リージョンを追加した。これにより、西日本の顧客は距離的により近いイミュータブルバックアップが可能になる。また、東日本の顧客は大規模災害の対策として西日本リージョンをデータ退避先に利用できる。
新たにサポートするProxmoxは、KVMハイパーバイザー、Linuxコンテナ(LXC)、ソフトウェア定義ストレージ、および高度なネットワーク機能を単一のソリューションに統合した、オープンソースのエンタープライズ向け仮想化プラットフォーム。Arcserve UDPコンソールのサポート対象として追加されたことで、Proxmox仮想マシン環境においてもWebベースのインターフェイスによる一元的な可視性と制御を実現し、バックアップ管理が簡素化され、災害復旧運用が強化される。
Arcserve CRSは、統合データ保護ソリューション「Arcserve UDP」のデータをサイバー攻撃から守るための専用イミュータブルストレージ。Arcserve CRS シリーズは、顧客の環境や要件に応じて、CRS(オンプレミス版)、CRS Appliance、クラウドCRSの3つのタイプで提供されており、今回リリースするArcserve CRS 2はオンプレミス版となる。
新バージョンのArcserve CRS 2では、ハイパーバイザー(VMware、Hyper-V、Proxmoxなど)に仮想マシンとしてArcserve CRSを導入できるようになった。これにより、ハードウェア納期の遅れによる導入障壁が取り除かれ、導入サイクルが短縮される。
また、Arcserve CRS 2は、ブートチェーン全体(Shim→GRUB2→カーネル→OpenZFSモジュール)にわたる検証を強制するようになった。これにより、厳格な情報セキュリティ要件に直接対応できるようになる。
さらに、複数のネットワークインターフェイスにより、NICおよびスイッチレベルの障害に対する重要な耐障害性が確保され、ネットワークハードウェアの障害時でもArcserve UDP復旧ポイントサーバーとの通信が維持される。
可観測性も向上し、新しい「ログインヘルスバナー」により、管理者がログインした瞬間に、時刻同期、ZFSプールの健全性、ディスクのSMARTステータス、およびログイン失敗の監査情報が即座に表示される。これにより、重要なシステムアラートの「検出までの平均時間(MTTD)」を大幅に短縮する。
製品の価格(税別)は、「Arcserve UDP 11 Advanced Edition - Server(永久ライセンス)」が15万1000円から。「Arcserve UDP 11 Advanced Edition - Server(サブスクリプション)」が年額5万2000円から。「Arcserve Cyber Resilient Storage」が年額4万7000円。