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UiPath、「UiPath IXP」をGoogle Cloud Marketplaceで提供

Geminiをサードパーティの標準モデルとして採用

 UiPath株式会社は2日、データ抽出機能「UiPath IXP(Intelligent Xtraction & Processing)」をGoogle Cloud Marketplaceで提供開始するとともに、Geminiが新規のIXPプロジェクトにおけるサードパーティの標準モデルとして採用されることを発表した。これにより、顧客はより長く複雑なドキュメント処理を、高速かつ高精度で実現できるとしている。

 UiPathは、多くの組織が、事前承認申請書や保険金請求書、医療紹介状、財務記録など、定型・非定型を問わず大量の書類から正確で実用的な情報を抽出することに課題を抱えていると説明。これらの書類には重要なデータが含まれている一方、内容の確認や抽出プロセスは依然として手作業に大きく依存しており、時間とコストがかかる上、拡張が困難だという。

 UiPath IXPは、ドキュメント理解とコミュニケーションマイニングを組み合わせることで、幅広い種類のドキュメントから情報を抽出・解釈・処理することでこうした課題に対応し、ドキュメント集約型ワークフローにおける信頼性の高い自動化を企業規模で実現する。

 複雑な情報の抽出および解釈を自動化することで、ビジネスアナリストや保険金請求処理担当者、医療従事者をはじめとする知識労働者の手作業による負担を軽減する。従来は数時間を要していた業務をわずか数分で完了できるようになり、生産性の向上とより付加価値の高い業務に集中できる環境を実現する。

 さらに、正確性や処理速度、拡張性に対する需要の高まりを受け、Google CloudおよびGeminiモデルを活用する。複数のドキュメントデータセットを用いた評価において、Geminiは他のサードパーティ製の大規模言語モデルと比較して、ドキュメントの予測処理を約40%高速化するとともに、F1スコアで最大15%高い精度を達成した。また、より多くのコンテキストウィンドウにより、IXPはより長文のドキュメント処理が可能になり、対応可能なユースケースの幅が拡大した。

 これらの改善により、ドキュメント1件あたりの平均処理時間が従来の40秒から25秒へと短縮されるとともに、トークンコストの低減により、大規模運用における全体的な運用コストの削減にも貢献しているという。

 Google Cloud MarketplaceにおけるIXPの提供開始により、Google Cloudの顧客はGoogle Cloudの確約利用枠を活用しながら、UiPathのインテリジェントなドキュメント処理機能をより簡単に購入および導入できるようになる。また、新規のIXPプロジェクトにおいてGeminiをサードパーティの標準モデルとして採用することで、UiPathはGoogle Cloudとの協業をさらに強化し、企業の顧客に差別化されたAI搭載の自動化体験を提供していくとしている。