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オーティファイ、品質保証業務の標準化プラットフォーム 「Autify Genesis」新版をリリース
2026年4月17日 08:30
オーティファイ株式会社は16日、QA(品質保証)業務の標準化プラットフォーム「Autify Genesis」の新バージョンをリリースしたと発表した。
Autify Genesisは、テスト計画、設計、分析、報告といったQA業務について、経験豊富な人材のノウハウを再現可能なワークフローとテンプレートに変換し、早く、正確に、誰でもできるAIプラットフォーム。
オーティファイでは、生成AIを活用したソフトウェア開発の加速が進む一方で、多くのQA業務は依然として個人のノウハウや経験値に大きく依存していると説明。こうした人手依存型の構造を変革し、品質データを経営と開発の意思決定基盤へと転換する取り組みを、「QA-AX(Quality Assurance AI Transformation)」として推進しているという。
Autify Genesisの新バージョンでは、組織全体でのQA業務標準化と継続的な品質改善を実現するプラットフォームとして、ワークフロー設計の大幅強化をはじめ、エンタープライズのQAが直面する課題に対応する機能を拡充した。
機能強化では、チャットからワークフローの自動生成に対応。自然言語でAIに話しかけるだけで、QA業務のワークフローが自動的に組み立てられる。コーディングの知識は不要で、複雑なテスト設計書の作成プロセスも、日本語で指示するだけで構造化されたワークフローを生成できる。この機能により、QA自動化の専門知識を持たないエンジニアでも、本格的なQA業務のワークフローを構築・実行できるようになる。
ワークフローエンジンも強化し、「Agent blocks」「Conditional blocks」や、ワークフロー同士を入れ子状に呼び出す「Workflow composition」を組み合わせることで、複雑なQA業務を段階的に分解・構造化して扱える。各ステップでの中間レビュー機能によりプロセス全体の精度管理が可能となり、最終成果物の品質を高いレベルで担保できる。
Autify Genesisは、チームとの対話を重ねるほど、そのチーム固有のコンテキストを学習する。内部メモリー機能によって、チームの用語・略語・作業スタイルが蓄積され、会話を重ねるごとに出力がチームの文脈に自然にフィットするようになる。「毎回同じ前提を説明しなければならない」という非効率を解消し、チームのQAナレッジがプラットフォームに蓄積されていく状態を実現する。
ワークフローの各ステップをインタラクティブに可視化する機能も新たに搭載した。各ブロックの処理内容や出力結果をクリック一つで確認でき、「なぜこの結果になったのか」を明確に追跡できる。企業のQA部門が求める説明責任や品質監査への対応が、AIを活用したワークフローでも可能になる。
さらに、初日から使えるスターターテンプレートとして、オーティファイのプロフェッショナルサービスチームが設計した、現場で即戦力になるベストプラクティステンプレートを標準提供する。複雑なセットアップを行うことなく、導入初日からROIを創出できる。
既存の開発フローとの連携では、WebhookおよびTriggerを介したGitHub、Jira連携に加え、MCP(Model Context Protocol)への対応により、QAチームが日常的に利用しているツールとの連携が柔軟に行える。既存の開発フローを変更することなく、AIを活用したQAプロセスをスムーズに組み込める。
セキュリティ面では、BYOK(Bring Your Own Key)とSelf-hosted deploymentをサポートすることで、機密性の高いデータを外部に送出することなくAutify Genesisを利用できる。これにより、大企業・金融機関・ 公共セクターの厳格な情報セキュリティ要件にも対応する。
チャットで即座にワークフローを組み立てられる手軽さと、エンタープライズ水準のトレーサビリティ・セキュリティを両立する新バージョンにより、テスト設計書をはじめとするQA業務の標準化が、組織全体で展開できるものになると説明。オーティファイはQA-AXをさらに推進し、企業がリソースの制約に左右されない戦略的なQA体制へと転換できるよう支援していくとしている。