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さくらインターネット、さくらのVPS上に「Dify+さくらのAI Engine」環境を構築できるスタートアップスクリプトを提供

 さくらインターネット株式会社は3日、「さくらのVPS」で利用できるスタートアップスクリプトについて、「Dify」および「さくらのAI Engine」の双方に接続した環境を構築できるスクリプト「Dify+さくらのAI Engine」を提供開始した。

 「Dify+さくらのAI Engine」は、オープンソースのAIアプリ開発ツール「Dify」と生成AI向け推論API基盤「さくらのAI Engine」を、画面の案内に沿って「さくらのVPS」上にインストールし、生成AIアプリケーションの開発および実行環境を構築できる。

 スクリプトを利用することで、すべてのデータ処理を国内環境で完結でき、機密情報を国外へ送信することなく生成AIを活用できる。

 Difyは、ノーコードで生成AIアプリケーションを構築および運用できるプラットフォームで、複数のAIモデルやデータソースを組み合わせたワークフロー設計やエージェント構築などに対応する。社内PoC(実証実験)、機微データを用いるナレッジ検索、文書作成支援、コード補完、業務エージェント開発、定性分析など、幅広い用途で利用できる。

 対象サービスはさくらのVPS(全プラン)。また、スクリプトの利用には「さくらのAI Engine」の契約およびトークンの取得が必要となる。