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富士通、食品流通業界向けソリューション「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を体系化
12月より一部機能を提供開始、2026年度中に1500以上の機能を提供へ
2025年11月21日 11:00
富士通株式会社は20日、売上管理、受注発注管理、在庫管理、物流管理などの機能を備えた食品流通業界向けソリューション「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を体系化したと発表した。買掛照合やリベートシミュレーション管理など、一部の機能を12月より提供開始する。
「Fujitsu 食品流通 Sync Service」は、富士通がこれまでのシステム開発で蓄積した食品流通業界に対する知見・ノウハウを集約し、標準化できる機能を体系化したソリューション。従来はモノリシックで個社ごとに構築されたシステムのアプリケーションを、食品流通業界で共通化できる機能としてマイクロサービス化して体系化しており、食品流通の業務システムを網羅する1500以上の機能を提供するという。利用企業は、必要な機能を柔軟に組み合わせて利用することが可能で、低コストかつ短期間でシステム構築を実現するとしている。
また、企業の事業規模やシステム環境に合わせて、SaaS、テンプレートなど多様な形態で提供するとのこと。
今後、段階的に各機能を提供し2026年度中には1500以上の機能を提供する予定で、リベートのシミュレーション管理や、AIエージェントを活用した運用・トラブル対応などの先進機能も提供する。
さらに、食品流通業界の上流から下流までワンストップでのデータ連携、インターフェイスやマスタの共通化など、サプライチェーン最適化に向けて、富士通の既存ソリューションやパートナー企業の製品とも連携し、機能を拡充していく計画。企業の海外展開に合わせたグローバルへの提供も予定している。
