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キヤノンITS、製造業向けSCM業務支援ソリューション「Armerial購買管理/在庫管理」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は11日、基幹業務トータルソリューション「AvantStage」に新ソリューション「Armerial(アルメリアル)」を追加し、「Armerial購買管理」「Armerial在庫管理」として提供を開始した。

Armerial概要図

 キヤノンITSは、製造業における購買/在庫管理業務の属人化といった課題に対し、ERPと連携可能なSCM業務支援ソリューションとしてArmerialを提供する。導入コストを抑えながら、実績に基づいた品質と安定性を両立したサービスにより、製造業のDXを支援する。今回のリリースでは、購買管理および在庫管理の2つの業務領域に特化したサービスを提供し、今後は他の業務領域への展開も予定している。

 Armerial購買管理/在庫管理は、顧客の予算や業務要件に応じて選べる3つの提供形態(カスタマイズ/スタンダード/ライト)を用意する。大規模なコア業務最適化やプロセス改善から、短納期かつ低コストの小規模導入まで、要望に応じて幅広く支援する。

 カスタマイズモデルは標準機能をベースとして個社固有の要件を満たすカスタマイズ導入モデル、スタンダードモデルは標準機能へのカスタマイズを最小限にとどめる効率的な導入モデル、ライトモデルは標準機能のみをノンカスタマイズで利用する、短期間かつ費用を抑えた導入モデルとなる。

 購買管理では、見積もり依頼から発注、検収までの一連の業務を統合的に管理する。直接材、一般購買、外注委託品、支給品など多様な品目に対応する。また、サプライヤー(調達先企業)との「購買Web-EDI」を提供しており、従来煩雑だったやり取りを一元化し、業務の省力化と効率化を図る。

Armerial購買管理 概要図

 在庫管理では、製造業における原材料、中間品、完成品など、各フェーズに応じた在庫をロット単位で管理する。工程や倉庫などでのオペレーションの指示や実績登録にも対応し、ロケーション単位でのトレーサビリティを強化する。さらに、IoT機器との連携による誤出庫の防止により、在庫管理業務の品質向上に貢献する。

Armerial在庫管理 概要図