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アシスト、JP1環境のクラウド移行時の不安を解消する「JP1 Cloud Service移行診断サービス」

ジョブ定義などの移行可否や影響範囲を診断、移行後の運用イメージを事前に体験

 株式会社アシストは4日、オンプレミス環境で運用している日立の統合運用管理ソフトウェア「JP1」を、SaaS環境の「JP1 Cloud Service」へ移行する際の不安を解消するサービス「JP1 Cloud Service移行診断サービス」を、同日より提供開始すると発表した。価格は165万円(税込)。

 「JP1 Cloud Service移行診断サービス」は、企業のJP1環境をクラウドへ移行する際の制約・影響を可視化し、移行計画の早期策定と迅速な意思決定を支援するサービス。PoCを通じて移行の阻害要因となりうる接続性・機能制約・運用差分を診断し、移行可否と影響範囲を具体的に示したレポートを提供することで、オンプレミスのJP1からJP1 Cloud Serviceへの移行に向けた具体的なアクションプランが明確になるという。

 また、現行のオンプレミス運用とJP1 Cloud Serviceが提供する価値のギャップを専用PoC環境でシミュレーションしながら、経営層とIT部門の合意形成に必要な、リスク、対応方針、スケジュール、概算効果といった情報を早期にそろえることで、投資判断の前倒しを支援するとした。

 具体的には、大きく4つのサービスから構成されている。

・PoC環境構築:PoC用のJP1 Cloud Service環境を提供するとともに、ユーザー環境(JP1エージェント、View、ブラウザ接続など)からの接続と、クラウドからの制御・操作性を事前に確認

・リスクアセスメント:既存のJP1/AJS3-Managerを対象に、アシスト独自のツールでジョブ運用状況を解析し、結果をレポートとして提供

・移行アセスメント:専用ツールを用いて、既存のジョブ定義や運用ルールのJP1 Cloud Serviceへの適合性(制約の有無を含む)を診断。移行可否や影響範囲を整理し、結果をレポートで提供

・操作レクチャー:JP1 Cloud Serviceのサービスポータルの基本的な運用手順を解説。利用開始後の運用をスムーズに立ち上げられるように支援を実施