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MJS、クラウドERP「LucaTech GX」を開発 中小企業向けエディションから展開を開始
2025年11月5日 15:01
株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)は、SaaS型ERP「LucaTech GX(ルカテック ジーエックス)」を開発し、その中小企業向けエディション「LucaTech GX Lite」を11月28日より提供開始すると発表した。
LucaTech GXは、Microsoft Azureを基盤として利用するクラウド型ERPシステム。MJSがERP製品の提供で培ってきた、財務・会計、資産管理などの各システム(モジュール)が持つ、さまざまな機能や使いやすさといった強みを土台に、クラウドとAIの活用による「オートメーション」「リアルタイム」「シェアリング」を実現し、経理実務の最小化と経営判断の迅速化・高度化を支援するという。
また、SaaS形態で提供されるため、PCにアプリケーションをインストールしたり、更新作業に手間をかけたりすることなく、Webブラウザから「いつでも」「どこからでも」利用できるとのこと。
なお、LucaTech GXは、大規模な企業での多数のユーザーによるグループ利用を前提に、システムアーキテクチャ(基本構造)や機能を設計しているが、中堅企業・中小企業でも利用できるように、サイズダウンした構造を採用しており、企業規模に応じた柔軟な対応が可能。こうした特長を生かして、利用企業の規模に応じた3つのエディションで展開するとした。
まずは、中小企業を対象としたサブスクリプション型のLucaTech GX Liteから提供を開始し、主に中規模企業を対象とした「LucaTech GX Standard」、主に中堅企業を対象とした「LucaTech GX Premier」も順次展開する予定。各エディションでは、企業規模によって必要となるマスタや仕訳、物件などの登録件数の上限、およびオプション機能の利用可否などが異なるという。
11月28日の提供開始時点では、LucaTech GX Liteの財務会計、固定資産、ワークフローの各モジュールが提供開始される。
