コベルコシステム、米Snowflakeとサービスパートナー契約を締結　データ統合基盤構築・データ民主化を支援

　コベルコシステム株式会社は27日、10月10日付で米Snowflakeとサービスパートナー契約を締結し、データ統合基盤構築・利活用支援サービスを提供開始したと発表した。同社はこれに伴い、Snowflake製品の販売から構築、データ連携、データベース移行、可視化や分析の支援まで、一貫したサービス提供が可能になったとのこと。

　Snowflake社が提供しているマルチクラウドに対応したAIデータクラウド「Snowflake」は、柔軟な拡張性、高いセキュリティ、高速な処理性能といった基本機能に加え、構造化・半構造化データの統合、安全なデータ共有、機械学習や生成AIを活用した分析機能など、さまざまな機能を備えている。

　コベルコシステムでは、Snowflake社との今回の協業により、こうした特長を持つ「Snowflake」を中核に据えたデータ活用環境を提供し、全社で必要なデータにアクセスし活用できる「データ民主化」を支援するという。また、Snowflake社の技術認定資格「SnowPro Core」の取得を推進し、技術力と支援体制のさらなる強化を図る考えだ。

　なお同社は、ERP・MES・PLM・IoTなどの業務系システムで実績を積み重ねてきたほか、クラウドやセキュリティ、ネットワークといったインフラ領域での知見も兼ね備えているとのこと。こうしたソリューションと「Snowflake」を組み合わせ、スモールスタートから既存システムの円滑な移行まで柔軟に対応するとともに、導入後は、保守運用から高度なデータ活用までワンストップで提供するとしている。