トランスコスモス、Priv Techと共同で「プライバシーコンサルティングサービス」を提供

　トランスコスモス株式会社は8日、国内外のプライバシー規制に対応しつつ、企業のデータ活用を最大化することで、企業のデジタルマーケティング活動を支援する「プライバシーコンサルティングサービス」を、Priv Tech株式会社と共同で開発し、12月より提供を開始したと発表した。

　近年、デジタルマーケティングの現場では、個人情報保護法、電気通信事業法、GDPR・CCPAなどのさまざまな規制強化により、従来型のポリシーではプライバシー保護要件を満たすことが難しくなっているという。一方で、広告効果を最大化するには、CV（コンバージョン）をはじめとするファーストパーティデータや、CAPI（コンバージョンAPI）から送信されるイベントデータの完全化と活用が必須となるものの、規制の複雑化によるプライバシーポリシー改定のハードルの高さが最大のネックとなり、多くの企業でCAPI導入やデータ活用が進まない状況にあるとのこと。

　そこでトランスコスモスは今回、Priv Techと協業。両社の専門分野である「プライバシーテック」「広告（マーケティング）」「技術（実装）」を組み合わせ、顧客企業におけるプライバシー保護体制の構築からCAPI導入等の技術的実装までを、一気通貫で支援できる体制を整えた。

　両社では、例として、以下のようなメニューを提供できるとのこと。

・新規施策に伴うプライバシーポリシー改定支援
・日本法プライバシーポリシー改定支援
・Cookieポリシー作成支援（サイトスキャン・ひな形作成）
・同意管理プラットフォーム導入支援
・電気通信事業法対応支援

　両社では、これらのメニューを利用することにより、企業は、顧客からの信頼の獲得やブランド価値の向上、マーケティングデータの円滑な活用とROI改善、プライバシーリスクや炎上リスクの回避、プライバシー保護を強みとした競争優位性の確立などが見込めると、その効果を説明している。