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IIJ、フルマネージド型クラウドDBサービスでエンタープライズ版のPostgreSQLを提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は15日、クラウド型データベースサービス「IIJマネージドデータベースサービス」において、新たにPostgreSQLを提供開始すると発表した。同サービスでは、オープンソースソフトウェア(OSS)のPostgreSQLをベースに、エンタープライズ向けにセキュリティや信頼性、サポートを強化したデータベース機能をフルマネージドで提供するという。

 IIJマネージドデータベースサービスは、手軽に高パフォーマンスなデータベースを利用できる、フルマネージド型のクラウドデータベースサービス。同サービスでは以前より、Oracle DatabaseとMicrosoft SQL Serverを提供してきたが、今回は新たにエンタープライズ版PostgreSQLを追加提供する。オンプレミスのPostgreSQLからの移行を容易に行え、移行後もPostgreSQLのデータベース機能をそのまま利用できるほか、通常の商用製品と比較してライセンス費用を抑えられるとのこと。

 また、透過的データ暗号化機能やポリシーに基づくログインセキュリティ管理、監査ログの分離保存、アクセス管理を簡素化する機密管理機能などにより、クラウド利用時に求められるデータセキュリティ要件に対応可能としている。

 価格は、PostgreSQL(2vCPU/6GB)構成の場合で月額7万円(税別)から。

 なお、IIJマネージドデータベースサービスの東日本リージョンでは、これまでOracle Databaseのみを提供してきたが、今回追加するPostgreSQLに加え、Microsoft SQL Serverの提供も開始する。あわせて、同リージョンで提供するメニューでは、従来の標準バックアップ機能を拡張し、利用企業側でバックアップスケジュールや世代数を指定できるようになるとのことだ。