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大塚商会、中規模組織向けに特化したSASEサービス「たよれーるCatoリミテッド」

ネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウド上で統合して提供

 株式会社大塚商会は、Cato Networks株式会社の統合型SASEプラットフォーム「Cato SASE Cloud Platform」を活用し、安全なリモートアクセスを実現するソリューション「たよれーるCatoリミテッド」を11月4日より提供開始すると発表した。従来のSASEサービスと比較して、より低コストかつ小規模な構成からの導入が可能になるという。

 「たよれーるCatoリミテッド」は、セキュリティとネットワークを統合したクラウド上のSASE(Secure Access Service Edge)プラットフォーム「Cato SASE Cloud Platform」を活用し、必要な機能を組み合わせて中規模組織向けに最適化したパッケージソリューション。導入から運用の各フェーズを大塚商会がサポートするため、セキュアなリモートアクセス環境を安心して構築・運用できる点を特徴としている。

 具体的には、NGFW(次世代ファイアウォール)、SWG(Secure Web Gateway)、TP(Threat Prevention)、CASB(Cloud Access Security Broker)、DLP(Data Loss Prevention)などのさまざまなセキュリティ機能により、危険なWebサイトへのアクセスをブロックし、外部からの攻撃も遮断することで、社内ネットワークやリモート端末をインターネット上の脅威から保護可能だ。

 また、ZTNA(Zero Trust Network Access)によるリモート端末からオンプレミスネットワークへの接続環境を提供するほか、SD-WAN機能により、本社と支店などの相互接続を行える。これらのネットワーク機能は、ZTNAによるリモートアクセスと統合された一元的な管理にも対応するとのこと。

 なお「たよれーるCatoリミテッド」では、Cato SASE Cloud Platformライセンスの基本機能を提供。各拠点には貸与する専用アプライアンス「Cato Socket」を設置し、モバイル端末にクライアントソフトウェアをインストールすることにより、Cato Cloudのプラットフォームへの接続が可能になる。帯域は1拠点あたり25Mbps/50Mbps/100Mbpsから選択でき、モバイルユーザー数は最大300人まで対応する。

 プランとしては、提供するセキュリティ機能に応じて「Basic」「Standard」「Premium」の3プランを用意した。「Premium」は“全部入り”の最上位プランで、「Standard」はそこからDLP機能を省いたもの、「Basic」はDLPとCASBの両機能を省いたものとなる。価格はいずれも個別見積もり。