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ハイレゾ、B200搭載ハイエンドGPUクラスタと可変分割型GPUサーバーの2サービスを年内リリース

 株式会社ハイレゾは7日、NVIDIAの最新GPU B200を搭載したマルチノード型ハイエンドGPUクラスタ(仮称)と、NVIDIA H200の時間貸し・枚数貸しを可能とする可変分割型GPUサーバー(仮称)の、2つの新たなGPUクラウドサービスを発表した。新サービスの正式リリースは11月以降に順次予定する。

 GPU B200を搭載したマルチノード型ハイエンドGPUクラスタは、GPUサーバーを複数台接続し、大規模な計算力を提供することを目的としたGPUクラウドサービス(GPUaaS)として提供する。ハイレゾがこれまで貸し出せる計算力の上限はサーバー単位に依存していたが、クラスタ構成にすることでより大規模な開発を可能にし、生成AIやLLMの研究開発といった、より幅広いニーズに応じた環境を提供する。また、Slurmベースのジョブ投下型計算クラスタとしての提供により、計算資源の利用効率を最大化する。

 サービスはポイント利用制を導入予定で、ポイント購入により1分単位で使用できる仕様となる予定。ポイント購入から1年間有効かつ商用利用も可能となる。

 NVIDIA H200の可変分割型GPUサーバーは、GPUを1分・1枚からGPU単位での計算力の利用貸し出しが可能になるサービス。これにより、GPU利用の制約やハードルが下がり、さらに多種多様なユースケースに対応できることが期待されるとしている。また、ダッチオークション型のダイナミックプライシングを導入し、業界最安級のGPUサーバーが、需要変動でさらに安価で市場に提供できる仕組みを備えている。

 ハイレゾが既に提供しているGPUSOROBANサービスに加え、大規模開発とマルチユースケースの対照的で柔軟な2つの新たなサービスをリリースすることで、これまで以上の柔軟性をもって幅広いGPU活用を提案できるようになり、ハイレゾが提供する「計算力」をより身近に実感できるとしている。