ニュース
NRIの「Senju Family 2025」、脆弱性情報とシステム構成を自動突合し担当者に自動通知する機能を強化
2025年10月2日 15:33
株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は1日、システム運用管理ソリューション「Senju Family(センジュファミリー)」の新版「Senju Family 2025」を10月から提供開始すると発表した。
Senju Familyは、システム運用管理ツール「Senju/DC」、統合運用管理ツール「Senju/EN」、サービスデスクツール「Senju/SM」、構成管理ツール「Senju/CM」などで構成されるシステム運用管理ソリューションである。
今回の「Senju Family 2025」では、まず、セキュリティ部門が管理するシステム脆弱性情報と、システム運用部門が管理する構成情報との自動突合機能を強化した。構成品目辞書(ハードウェアやソフトウェアを、統一された形式で識別するための名称をまとめた辞書)と構成情報をあらかじめ関連付けて、脆弱性情報と自動で突合する仕組みを搭載しており、管理対象システムの構成内にセキュリティ対策が必要な機器やソフトウェアが存在する場合、その管理担当者に自動で通知を送信できる。
これにより、担当者による迅速な対応が可能となり、より安全・安心なシステム運用を支援するとした。
さらに、システムを利用するエンドユーザー向けポータル機能を強化し、利便性を向上させた。ユーザーが問い合わせや申請を行う際に、窓口がわからなかったり、必要な資料が把握できずに手間がかかったりすることがあるというが、このポータル機能により、必要な情報へスムーズにアクセス可能になるとしている。また申請を受ける側にとっても、誤った申請による手戻りが減少し、運用業務が効率化されるとのことだ。